BRAVIA(XRJ-55X90J)
テレビが大きくなった。
2009年に買ったPanasonic VIERA 32インチから2021年モデルのSONY BRAVIA 55インチに。65インチと最後まで悩んだのだが、180cmのテレビボードの上に小さめのスピーカーを2つ置きたいので55インチに決めた。
BRAVIAの液晶テレビはグレードによってX95J、X90J、X85J、X80Jと4つのシリーズに分かれている。購入したX90Jは上から2つめの上位モデル。上位2シリーズには認知特性プロセッサー「XR」というものが搭載されており、直下型LED部分駆動によってコントラストの高い映像を表現することが可能、と詳しいことはよくわからないけどとにかく映像がきれいということなんだろう。
最初は、一番安いX80Jシリーズを買おうと思っていた。
X80Jには「倍速機能」がない。倍速機能というのは、例えば1秒60コマの動画のコマとコマの間に、新しい画像を作って120コマにするといった機能で、電気屋さんで倍速機能のあるものとないものを見比べると、速いエンドロールの文字なんかは読みやすさがずいぶん違っていた。
だけど、この機能で映画を見ると、動きがぬるぬると滑らかになってしまい、24コマ/秒ならではの映画らしさが失われてしまう。トム・クルーズも「映画を観るなら、テレビのフレーム補間機能をオフにしよう」と呼びかけているらしい。
トム・クルーズ「映画を観るならTVのフレーム補間をオフに」と呼掛け。理由は「映像が安っぽくなるから」
なので倍速機能はあってもオフにするだろうし、下位モデルでも画質に不満はないだろうと考えていた。
だったんだけど、ブラックフライデーでX90Jがたいへんお得だったのでこっちを買ってしまった。
後で気づいたんだけど「Netflix画質モード」というものがあった。SONYのサイトによれば ”Netflix視聴時にのみ選択できる、制作者の意図に近い画質で映像コンテンツをお楽しみいただける画質モード” とのことで、Netflixをよく見る僕にはうれしい機能。Netflixを選ぶと自動で切り替わるのもいい。
大きくなった画面で好きな『探偵はBARにいる』(2011年)を観ていたら、探偵(大泉洋)とその助手(松田龍平)が「50インチのテレビ欲しいか」「買えないねえ」「馬がガンガンきたら買えんじゃねえか」とやりとりをしていて、1インチ1万円と言われてた頃からずいぶん安くなったなと思うのだった。