絵封筒ってなに?
絵封筒の定義があるかどうかはわかりませんが、このサイトでは封筒のあて名面に絵をかいたものを 「絵封筒(えふうとう)」 とよんでいます。封筒に絵や文字をかいても、郵便番号とあて名がしっかりと分かるように書かれていれば、相手に送ることができます。
切手はどこに貼ってもいいの?
切手は基本的には「縦長にしたときに左上」になる位置に貼ります。これは、この位置に貼ると機械(自動押印機)でたくさんの郵便物を速く消印することができ、仕分けがスムーズになるからです。
横長の封筒の場合は右上に貼ります。ワークショップのとき「切手を貼る位置クイズ」を出すのですが、このことを知らない方が案外多くいらっしゃいます。ふだんはこの位置に切手を貼るように勧めています。
ちなみに、縦長と横長で貼る位置が変わるのは、自動押印機に通すときに、はがきや封筒の切手の位置が同じところに来るように向きを揃えるからです。
絵封筒って迷惑なのでは…?
ぼくの絵封筒ではいろんな場所に切手を貼ることがあります。すると機械で消印することができません。だから絵封筒は郵便局の迷惑になるのでは?とお考えになる方もいらっしゃいます。
機械で消印することができない郵便物というのはじつは多くあり、さきほどの「縦長にしたときに左上」ではないところに切手を貼ったものや、正しい位置に切手を貼っていても中に硬いものが入っていたり、厚みがあったり、ペラペラで薄すぎると機械にはかけられません。窓口で売っているご当地フォルムカードや定形外郵便なども。また、縦長の封筒に切手を横に2枚貼ったり、縦に3枚以上貼った場合も機械では消印しきれません。このような、機械で消印することができない郵便物は郵便局員さんが手で消印を押してくれます。
絵封筒は一度に大量に出すものでもありませんし(ぼくは多い時で月に1通ほど)、絵封筒が郵便局の迷惑になるかというと、そんなことはないと考えています。ありがたいことに日本郵便株式会社主催のイベントや、局長さんに頼まれて郵便局でワークショップをしたこともありますが、郵便愛にあふれた方が多く好意的に思ってくださっているように感じました。
とはいえ、機械で消印し、見えないバーコードを印刷して機械で区分される郵便に比べれば少し手間をおかけしてしまいますので、窓口で差し出すときは「なんかすみません…🐵」と申しわけなさそうにしています。そして新しく出た切手があればついでに買います。
手で消印するときは、インク浸透式印(シヤチハタ印)やハンコの部分が金属でできている金槌のような「槌型」の丸型和文印、ローラー印が使われます。槌型やローラー印はたくさんの郵便物や切手をすばやく消印することができます。